IMP.ってどんなグループ?
IMP.は、佐藤新、基俊介、鈴木大河、影山拓也、松井奏、横原悠毅、椿泰我、からなる7人組男性アイドルグループです。
グループとしての誕生は2023年7月14日になりますが、実はそれよりも前から別名で活動してきた歴史があります。
まずは彼らがIMP.として活動をスタートさせるまでの経緯を見ていきましょう!
はじまりは無所組のジャニーズJr.だった
IMP.はTOBE所属のタレントになる少し前、2023年5月25日まではジャニーズ事務所に所属しており、IMPACTorsというグループ名で活動していました。
そもそもIMPACTorsというグループが結成されたのは、2020年10月16日。それ以前は所属をするグループ自体がなく、各々が個人として活動している所謂”無所組”と呼ばれるジャニーズJr.でした。
グループ誕生のきっかけ
元々無所組だった7人は個人での仕事が多く、先輩のコンサートでバックについたり、ジャニーズJr.の舞台に出演したりなど、たまに仕事で顔を合わせる程度で、各々の性格やスキルも全くわからない状態でした。
しかし、そんなある日。7人でジャニーズ銀座2020の公演をすることが告げられます。
ですがここはジャニーズあるあるで……この発表を滝沢秀明(タッキー)から直接聞けたメンバーと私たちファンと同じタイミングで知ったメンバーとで2パターン居たそうです。
直接聞けたのは、虎者2019の舞台に出演中だった影山、佐藤。虎者2019には出演していなかったものの何故かタッキーから直接聞いていた横原。何も聞かされずネットで知った椿、鈴木、基、松井……といった感じで、まさにジャニーズあるあるなエピソードです。
こうして突然集められた7人は、無所組ながらも公演に向け準備を始めることになりました。
7人での初コンサートが全公演中止に
当時、シアタークリエで行われる公演の日程は2020年5月8日〜10日まで。
この期間世界的にコロナウイルスが大流行しており、その影響で7人の公演を含む全日程が中止となりました。
世の中の状況が日々変化するなかで、メンバー達もセットリストや今までなかったメンバーカラーもファン投票で決め、メンバーもファンもこの日のために盛り上げてきた中での中止発表に、当時Twitterでは悲しみの声が溢れました。
そして、このあたりから無所組7人のことをクリエC(非公式)と呼ぶファンが増え始めます。
なぜクリエC?この由来は公演場所のシアタークリエと、当時の日程グループからきています。
ジャニーズ銀座は毎年約1ヶ月というロング公演のため、全日程がアルファベット順でグループ分けされています。
そして2020年のグループ分けが下の通り。
- 5月1日、2日、30日、31日:少年忍者
- 5月3日〜7日:7 MEN 侍(中村嶺亜、菅田琳寧、本髙克樹、佐々木大光、今野大輝、矢花黎)
- 5月8日〜10日:佐藤新、影山拓也、横原悠毅、松井奏、椿泰我、基俊介、鈴木大河
- 5月12日〜17日:美 少年(岩﨑大昇、佐藤龍我、藤井直樹)
- 5月19日〜24日:美 少年(那須雄登、浮所飛貴、金指一世)
- 5月26日〜27日:ヴァサイェガ渉、川﨑皇輝、北川拓実、織山尚大、黒田光輝
- 5月28日〜29日:元木湧、安嶋秀生、内村颯太、深田竜生、檜山光成、平塚翔馬、豊田陸人、青木滉平
このような形でグループ分けされていました。
よって、シアタークリエで公演する予定だったグループC=クリエCとなったわけです。
全公演中止でも折れなかった7人
初コンサートが全公演中止となってしまい、7人もコロナ禍の自粛期間に入りましたが、それでも折れずにISLAND TV内で定期的に動画を投稿。
7人自らが企画・撮影・編集をし、自粛期間中にも関わらず着々とファンを増やしていきました。
そうして頑張る彼らの姿を見て、ファンの間では「クリエCを正式なグループにしてほしい」という声がSNS上で徐々に大きくなっていきます。
生配信で念願だった単独公演が実現
コロナ禍でコンサートや舞台の公演中止が続くなか、ジャニーズJr.が出演する配信コンサートの開催が決定。
その名も「Summer Paradise 2020 俺担ヨシヨシ 自担推し推し 緊急特別魂」
そしてこのコンサートで、幻の無所組7人(クリエC)の公演が2020年8月14日に開催されることに。
この公演のセットリストは、全公演中止となってしまったジャニーズ銀座に向け準備してあったものもを中心に構成されましたが、その完成度や演出、パフォーマンス。全てにおいて当時Twitterでもお祭り騒ぎになっていて「クリエCを正式なグループに!」という声が一層大きくなる配信コンサートでした。
またこのコンサートで、単独公演とは別日程で開催されたTravisJapan 宮近海斗(2020年8月10日)公演のバックダンサーも勤めました
なぜかこの公演あたりから公式順が変更になりました。【ジャニーズ銀座まで(虎者2020で一瞬戻る)】
佐藤新、影山拓也、横原悠毅、松井奏、椿泰我、基俊介、鈴木大河
↓
【Summer Paradise 2020 から現在まで】
佐藤新、基俊介、鈴木大河、影山拓也、松井奏、横原悠毅、椿泰我
※何か意図があるのかは不明です
コロナ禍が明けるも7人は別々の仕事へ
Summer Paradise 2020 を大成功に収めた彼らでしたが、元々は無所組7人として活動していた彼らは各々の仕事に。
それでも、なんとなくはまとまっていて…
Endless SHOCK 20th Anniversary
椿泰我、松井奏
虎者 NINJAPAN 2020
佐藤新、影山拓也、基俊介、鈴木大河、横原悠毅
それぞれ稽古や本番などに勤しむ毎日を送っていましたが、そんな中でもファンから「正式なグループにしてほしい!」という声は絶えませんでした。
クリエCからIMPACTorsへ
7人が別々の仕事をする中、2020年10月16日にミュージックステーション内でジャニーズJr.10組集結のSPパフォーマンスが放送されることが発表されました。
※この時点で7人の出演に関する事前情報はなし
Mステ当日「クリエCが出るかも?」と待機していたファン達。そして、CM前出演するジャニーズJr.が映し出されると、そこには彼らの姿が…!
そこから番組は進んでいき、ジャニーズJr.の紹介VTRが流され、もっともアツい7人としてクリエCが紹介される。
そして紹介VTRが終わり、パフォーマンスが始まると、それぞれのグループがフォーカスされる度に画面にはグループ名の紹介テロップが…
クリエCは他のジャニーズJr.とは違い、グループ名がない中での出演のため、誰しもが「ジャニーズJr.」とテロップが出るのかと思っていましたが、7人が映し出された瞬間。
そこには「IMPACTors(インパクターズ)」のテロップが。
たった数秒の出来事で見逃すファンもいましたが、これが事務所公認の正式なグループ「IMPACTors」誕生の瞬間となりました。
IMPACTorsの由来
グループ名はもちろん、7人を集めたタッキーが命名しました。
IMPACT=衝撃 actor=役者という意味で、この二つを合わせた造形語がIMPACTorsになっています。
そしてIMPACTorsという名前には「世界にインパクトを与えて、衝撃と伝説を残す存在。衝撃的な役者たちになってほしい」という思いが込められています。
また、orsだけピンク色な理由は「メンバーは全員大人なので、自分たちだけの色気や妖艶さも出せるように…」「一色に留まらず、違う一面も出していってほしい」という意味があり、orsだけがピンク色として表記されています。
念願のグループ結成もなぜか批判
7人がやっとの思いで掴み取ったグループ結成ですが、結成当初から退所するまでの数年。悲しいことに、彼らや彼らを応援するファンに対して批判的な声が続きました。
理由は他グループとは違い、無所組からグループ結成までにあまり時間を要しなかったこと、あれよあれよと色々な仕事が決まり、事務所のお気に入りとして見られてしまったことにありました。
旗から見ればそう捉えられてしまう部分もあったかもしれません。ですが、7人はそれぞれの仕事でしっかりと実績を積んできた実力のあるメンバー達でした。
そして何よりも”グループを組む”という夢をずっと抱いてきた、長い長い下積み期間がありました。(当たり前のように後輩のバックで踊ることもありました)
どんなに批判を受けても、真っ直ぐ未来を見つめパフォーマンスをする姿に、少しずつ誹謗中傷は減っていきましたが、それでも本人達が見聞きしてしまうほどの声が寄せられていたのは事実で、それを見たファンも反骨精神むき出しで全力で応援するという日々を送っていました。
そのことがあったからこそ、彼らとファンの間で見えない絆のような、団結力が生まれたのかもしれません。
ついにファンネームが決まる
2020年全公演中止となってしまったジャニーズ銀座が2021年も開催されることが決定し、その公演にIMPACTorsとしての出演が決まりました。
そして初単独有観客ライブ最終日のお昼公演(2021年5月30日 11:30公演)で彼らからサプライズでファンネームが発表されました。
彼らが考えたファンネームは「PINKy」
この名前の由来は、
- IMPACTorsのポーズ(小指を立てるポーズ)
- IMPACTorsの「ors」の色とかけてPINKy
- PINKyのみんなとの約束